はっきり言って素人が手を出すべきところではなかったようです・・・。
GDB関西さんと一緒に(ほとんど彼)作業したので完成しましたが、G17ボンドの扱い方にせよ、私の思っていたやり方では無理でしたね。
作業もタオル(雑巾ですが)4枚はラッカーシンナーでの下地作りでベタベタ。
シンナーの匂いでクラクラしますし・・・。
初日なんて夜寝る前にやっちゃったもんだから、次の日1日鼻の中にシンナー臭がこびりついて臭いのなんの。
カッティングと違い、乾燥が必要な分失敗はかなりの時間ロスを強いられますのでほとんど一発勝負!

そうですね〜・・・。
次に浮いてきたら・・・迷わず業者に依頼かな?


でもお金の問題は置いといて・・・ここまで手間かけるとますます手放せない車になりました!

今回はコレがないと何もできませんでした。
「うすめ液」と書いてありますが、要は「ラッカーシンナー」ですね。
臭い臭い!クラクラしてきます。
ベランダで夜な夜な剥離作業したんですが隣から苦情こないかとヒヤヒヤもんでした・・・。

因みに後部座席はこんな感じ。
外すには取っ手の中のビスを外して、後は固定のクリップで付いてるだけでしたのでエイヤッと引っ張るだけ。
なんて簡単な構造・・・。

でもバキバキといやな音を立てます。

フロントドアにも厚紙の上から塗布です。

準備したレザーシート裏面にも塗布。

写真じゃわかりにくいですが、触ってもネチャッと指に付きません。

「もう引っ付かないんじゃないの?」って程に乾燥です。

私の指と言う指が・・・ネチャッ!たまに爪が剥がれそうでした。

その代わり・・・。

折り返し部分には強度が必要なのでプライマーを塗ってます。

お気づきでしょうが、厚紙にはこういう意味があったんです。

もったいないようですが、これぐらい余らせるぐらいの余裕は最低限必要。

やっと4枚貼り終えました・・・。

とりあえず、この先は日にちを改めて作業です。
分割したレザー部分と樹脂部分の合体です。

そこで登場したのはコレ。
私が持ってた使いかけは経年でご臨終でした。

溶着部分を適当にくり抜いちゃった為、タッピングビスが噛む箇所が・・・。

更に強度確保の為、合わせ目にコーキングも注入し固まるまで放置プレーです。

正直ドア4枚には十分とは言えない量でしたが、なんとか接着。

組み付けて完成!
なんだかマジでステアリングを黒に戻したくなってきました・・・。
カラーステアリングはファッショナブル過ぎますね。

後部座席です。

作業を終えて・・・。

因みに上の写真は去年の夏・・・。
ひたすら見ないふりをしておりました・・・。

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使い捨て容器でラッカーシンナーを少し混ぜます(6:1ぐらい)。
刷毛塗りの為、粘度を下げて少しでも塗りやすくします。
決して「卵黄」ではありません・・・。
ここにそんな優しい香りはございません!

雑に切ってる訳ではありませんが、そんなに精度は必要ありません。

サービスホールを塞いでるスポンジ見るとついでにデッドニングしたくなる衝動に駆られますが、ここはガマン。
やるときはまたの機会に・・・。

G17ボンドの登場です!
しかも男の(?)3kg缶!
こんなにでっかい「鼻○ソボンド」買うのは最初で最後でしょう。

で、レザーを貼るだけでは面白くありません!

ここまでは下準備として自宅で単独作業。
ここからいよいよ貼り作業に移りますのでGDB関西さんの秘密基地に移動です。

純正内張りはアップで見るとこんな構造です・・・。
PP樹脂→フェルトのような布地→赤茶色の接着スポンジ?→表面のグレーの布地
って順番で作られていました。
まさか布地が2枚重ねとは・・・。
茶色いネバネバは、その2枚の間の部分だったんですね(新品時はどんな物体だったんだろう)。

触ってみて手に引っ付いてこなくなるまで乾燥してから接着!

ここで用意した厚紙とフロントドアの内張りにボンドをと塗布。

気温が低い為、強制乾燥です。
夕方6時からの作業の為、プライマーごときでのんびりしてられません。

裏側の縁近辺だけサッと吹きます。

レプリカ化など作業台として利用されている卓球台にボンド対策で新聞紙を敷き詰めます。

まずはレプリカ作成時の「CEPSA」ロゴをGDB関西さんより頂戴し、適度な大きさに拡大印刷して厚紙に貼り付け、そのまま切り抜きます。

そして、こんな感じになるまで擦ります。
ここまでで、既に結構くじけそうです・・・。

古タオルを何枚も使い、溶かすように擦るとご覧の通り。

このフェルト状の生地が剥がれません・・・。
どうしよう・・・。
とりあえず邪魔なので端をカッターナイフで魚のように捌きます。

一気にベロンといっちゃいました!
うっひゃ〜!触るの嫌だ〜!

なるべく丁寧に」と言われてたにも関わらず雑な作業。
この手抜きで最後に苦しみました(組み付け時タッピングが噛まない)。

下半分と上半分とに分割しなければ貼れません。
溶着してありますのでドリルで削って分離させていきます。

窓枠近辺の金枠も慎重に引っ張って外します。

これはフロントドアの裏側。
ここら辺りは複雑な形状ですね〜・・・。

イメージ的にはこんな感じで付く予定です。
裏側に試しにPPプライマーを吹いた後に接着して強度の実験です。

ドア4枚分全部外れました。
いよいよって気分ですね!
俄然やる気が出てきました!

まずは状態を・・・。
運転席・・・要はこうなってる訳です・・・。
ひたすらブカブカしてます。

今では外装色と釣り合いませんが、結構落着いたグレー調で気に入ってたんですけどね〜。

これは後部座席ですが、振り返ると子供がいじくって遊んでました・・・。
手が接着剤でベタベタ・・・。
なんだかボロボロの腐ったようなスポンジのような・・・。

場所によっては折り返して接着する為、強度確保の為に裏側にPPプライマーを吹きます。
裏側って言ってもほとんど縁ですけどね。

ペーパーで空研ぎして表面の繊維質の「ダマ」を落とします。
このフェルト状の布を剥がして、PPむき出しのツルツル表面にまでするのは到底無理だと判断しました。
でも表面が凸凹だとボンドで貼った時にレザー表面にまで凹凸が浮いてくるのでなるべく平滑に。
因みにペーパーじゃないブロックタイプや水研ぎ、粗目細目も試しましたが、今回一番効率よく作業できたのは#200〜#400程度の布タイプのヤスリで空研ぎでした。

ドア内張りの補修作戦

ここで、「えっ?触って引っ付かなくなるまで乾燥して?」と普通思われることでしょう!
実はそこが
ポイントなんです(実は私も知らなかった)!
G17ボンドの使い方ですが、接着面の両側に塗り、すぐにベタッとしちゃうと剥がれちゃうそうなんです!
両面に均一に塗り、指で触ってネチョ〜と糸引いてる内はまだまだ!
触っても指に引っ付かなくなるまで乾燥し、それから
えいやっ!と圧着すると・・・もう剥がれません。
G17ボンドはある意味
瞬間接着剤なんです。
えらそうに言ってますが、私も初めて知りました(笑)。

この車も10年選手・・・。
去年あたりから浮き始め、さすがに耐えられなくなったので補修です。
最初は内装のショップに見積もりにも行きましたが、GDB関西さんからのとある面白そうな提案にやってみようとDIYに挑戦です。
他の方の306を見せていただいてもやはりこの年数・・・浮いてきているようですね。
これを見て・・・やってみたく・・・なるかな〜?

乾燥時間を考慮してリアドア全面にもG17塗布。

フロントドア2枚にロゴを貼り付けました。

で、もう貼っちゃってます(早)。
写真撮る余裕なんかありません。

貼り終えたリアドア。
この凹面が難関すぎです(取っ手下部はどうしてもつじつまが合わなく、諦めてカット)。
先ほど書きました、G17ボンドの乾燥が不十分だとこの凹みをいくら接着してもネバ〜っとすぐに浮いてくる訳です。
十分乾燥させて接着したつもりですが、一番浮きやすい箇所ですし念のため鬼のように押しまくりました!
あ、因みに本番の貼り作業はあまりの難易度の高さと失敗が許されない為、GDB関西さんにお願いしました。

フロントドアの方が意外に楽?慣れ?
CEPSAロゴが綺麗に浮き出ました!

こちらは助手席側。
なんだか引き締まった感じになりました。

まずは内張りを全外しです。
外さないことには何も始りません。
外し方はみつばちさんに事前に教えていただいていましたので割とスムーズでした。
完成するまではこんな状態で乗り回すことになります。
リベット止めされたステーが危険!
側面衝突でもされた日には間違いなく脇腹に刺さることでしょう。

ステーの切り口が結構鋭く、ドアを閉める時に指を入れると切れそうですので引き紐をくくりつけていました。