一番とっつきにくいと思われる配線加工です。
手順としては、結線図を見て、各配線を見極めて車体〜N5カプラー間を一旦カット。
そこにN3カプラーへの配線を割り込ませるように半田付けします。
要は三叉にするってこと。
仕上げに熱収縮チューブで絶縁です。
ただしN3とN5それぞれの結線図とにらめっこする必要があります。
最後に大きいサイズの結線図の写真を貼り付けときますのでご利用ください。
PDFの貼り付け方わかりません・・・。

N3テールランプ移植手術
2009.11.29

私の306は最後期型のN5です。
N5テールモそれはそれですっきりしたデザインではありますが、ディーラーに実車を見に行った時には正直「あれ?」って感じだったのも否定できませんでした。
まあ購入後も大して不満もなかったんですが、とある日嫁がバックしてて当ててしまいました。
そして左テールランプに亀裂が入ってしまいそこから雨が進入し、気づけばそこは水槽状態・・・。
ヤフオクでN5テールランプを物色すると中古で結構安く手に入ります。
でもそのまま修理してもなんだか面白くない・・・。
じゃあ完全にデザインの違う社外品は・・・?
確かにかっこいいんですがウチのレプった外観とはどうもジャンルが食い違います・・・。
そこで今回のN3化(退化)計画発動です。

一応これで完成ですが、その後追加でやったこと。

@アースの強化

わかりやすいように並べてみます。こちらが作業前。

で、完成するとこんな感じです。
N3でもN5でもどちらでもテールランプが取り付け可能です。
ご覧の通り、同じ色の配線を繋げばいいってものではありません。

ただ、今回の移植手術を行うには電気回路(と言えば大げさですが)、要はカプラーのどの線が何の線なのか?を解読するのが必須です!
私も正直ブツが揃っても、ここで頭を悩ましました。


結論としては、まず入手しときたいのが
結線図
それもN3とN5の両方。

ラッキーにも職業柄電気の回路図にはそれほど拒否反応はありません。
今回N3テール化されたい方の為に最後に結線図を載せておきますね。

そして、忘れてはいけないのはあくまで
N3の品質を改良してN5はできているということ。
こういう細かい箇所の信頼性ではやはりN5に軍杯は上がります。
例えば電気的接点の性能(見るからに弱そうです)。
ですので、私も今1度消えたこのページを再度作成してて振り返ることができるのですが、作業完了後しばらくしてから雨水がユニット内に進入したこともあります。
持病といわれるアース不良も、いくら接点を磨いたところでやはりきちんと発生しました。
ウインカー点滅時にテールの赤ランプが明滅するってやつです。
ただ、共に対策さえしっかりやればOKです。
もちろん自己責任ですけどね。
要は交換完了したところで安心してほったらかしにはできないってことです。
しばらくしてから「大丈夫かな〜?」と様子を見たりする必要はあります。



では、早速作業のほうに移っていきましょう。

まずはどうやってカプラー形状も配線の数も違うテールランプを移植するか・・・。
次の写真が私のとった方法です。
わかりやすいように写真は特大です。
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これは正直どうやろうか悩んだんですが、金属の迷路をよく見るとどこの部分がアース部分なのかが読み取れると思います。
その金属の隙間に配線を挟んで(半田が乗らない)ボディアースさせてます。

結構適当です。

A低電流化

ウインカーバルブ以外はLEDに変更しました。
アースすら怪しいのならバルブもなるべく回路に負担にならないほうがいいかと思い。
因みにウインカーバルブはハイフラの問題で普通のバルブのままです。
ハイフラ防止の抵抗も売ってますが、抵抗付けるぐらいなら同じことかと・・・。

B防水性能強化

ある雨上がりの日に見るとランプユニット内に雨水が浸入してました・・・。
要は古いテールランプユニットですので、ボディに取り付けた際のゴムパッキンがヘタってるものと思われます。
会社に転がってた防水ゴムスポンジテープをゴムパッキンの上から貼り、厚みを持たせました。
取り付け固定ボルトも結構強めに締めこんでます。
それ以来水槽化してません。

斜めアングルで。
シンプルな中にもさりげないセンスを感じるデザインだと思います。

見事にテールランプがN3になりました。

テールが若干小さくなってしまいました・・・。

こちらは329゛さんに頼んで調達していただいたN3テールの基板です。
複雑怪奇な基板です。
アース不良など信頼性にやや欠けるそうなので入念に磨きをかけます。
少しでも導通がいいように(あんまり意味ないと思いますが気の問題)。

N5テールのシンプルな基板です。

コレがN5テールです。
直線的なデザインですね。